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8月を振り返る [日常]

あっという間に31日になってしまったような気がします。
8月、何をしていたかあんまり思い出せないのですが、
週末、ひたすら好きなものと楽しいことを取り入れることに貪欲だった気がします(^^;)

思い出は8月上旬に大きな果物を立て続けに頂きました。

1つは父から
メロン
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これは、送った父ですら「送ったような、送っていないような?」といった
どうしたか本人すら怪しかったので、来るかどうかわからなかったものですが、
ちゃんと届きました(笑)

ティアラは赤い果肉でした。
職場に持参してみんなで頂きました。

もう一つは日頃お世話になっている方から頂いたお高いと思われるマンゴー
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お父様が沖縄におり、送ってくれたとのこと。
こちらも有り難く頂きました。
めちゃくちゃ贅沢に食べさせて頂きました。
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仕事に関してはさほど状況は変わってません。
あと1か月は継続するのではないか?(あくまで予想)といった状況。
感染者が減らないことには見通しもつかないかと思います。

やっと、報道が現状を報道してくれているかと思います。
(だからといって感染が収まっていないので、何かは変わっていないけれど)
報道で医師が「入院できたらラッキーなこと」(東京調整局の医師が言っていました)
と言っていましたが、まさにその通りなのです。
入院することすら難しい状況が少しでも良くなりますように。
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夏の終わり [日常]

子どもの頃、8月も終わるころの夕方が、寂しいような悲しい気持ちになりました。
それは夏休みが終わるからとか、そういうわけではなくいつもそうで、
大人になったらなくなるのだろうと思っていたけど、未だにそれはあります。
ベランダからみた18時近くの空
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飛行機が飛んで行った。
飛行ルートが変わったので、家からも職場から早く終わり帰る際も、よく見るようになった。
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前回ブログを書いてから2週間が経過したけれど、
その間に最大3台の呼吸器が稼働していました。
本来は転院のところを転院できないので、全員がとにかく必死でした。

先週、東京都がWEB会議で最大まで病床数を増やしてほしい、との話がありました。
けれど、病床数を増やしたら解決できる問題ではなくなっているのです。

他の病院がどこまでかはわかりませんが、中等症の病院が重症患者を対応すると
いうことは、スタッフの配置も考えなければなりません。
重症(呼吸器使用の患者など)の対応をすること、それなりに人材が必要なのです。
でも、そんなに簡単に人を増やせるわけでもなく、安全に実施するためには
病床数を抑えて重症患者の対応にあたるしかなくなってきます。
限られた人材をどうするのかは、病院によって違うと思いますが、
病床増やした→じゃあできるでしょ、というわけにはいかないのです。
また、感染者が増え、重症患者が増えたことは限りある呼吸器を誰に配分するか
といった、今迄では考えられない命の選択をしなくてはならなくなっています。

先週、在宅の看護師や医師とのWEB会議もあったのですが、
自宅療養と言う名の放置になってしまっていることが、聞いていて心苦しかった。
私はいつも搬送されてくる患者をお迎えに行くのですが、
毎回「こんなに状態の悪い人を家で対応していたのか」と
思うような状況で、ただただ悲しい気持ちと申し訳なさしかありません。
そして私が見ているものが、ほんの一部のことであることも何とも言えない
気持ちになります。
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ジレンマとの戦い [日常]

私はブログは楽しいこと、嬉しいことを書きたいと思っているのですが、
どうしても今の現状を言わなければ、と思い書きます。
読む前にお伝えすることは、不快だったり、気持ちが沈んでしまったとしたら
申し訳ないと思います。でも、もう想定外なんてとっくに飛び越えてしまって、
どうなってしまうのかわからない世界に突入していることを、言わないままでは
いられなくなってしまいました。

報道はほとんど観ることができていないので詳しくないのですが、
このコロナ患者の増加によって、東京都の医療は対応できなくなっています。
私が働いている病院は中規模病院で、大学病院などの高度医療はできません。
ECMOなど設備がないからです。
中等症の患者を受けていて、呼吸状態が悪化した場合、挿管、人工呼吸器装着の
手順を踏むのですが、その後の治療ができないので高度医療のできる病院へ
転院するというのが7月末までの状況でした。
けれど、コロナ患者の急増、それに伴い中等症や重症患者の増加となり、
7月29日から転院が困難になりつつあり、8月からは高度医療が必要でも
転院できなくなりました。
つまり、高度医療の設備が整っていない病院でも、重症患者を対応しなければならなく
なりました。
それがどういうことかというと、本来は転院し行うことができる治療ができないのです。
そして、そのしわ寄せは中等症患者にもきていて、重症患者が増えることにより
中等症患者を受けることができないのです。ベッドもない、マンパワーもないのです。
呼吸状態が悪くても自宅やホテルで対応するしかない状況になっているのです。

通常医療の縮小、といっていますが十分縮小している状況で、これ以上の縮小は
ほかの患者に対しても害が及びます。
スタッフも呼吸器も無限じゃない。
呼吸器の数には限りがあります。こういう言い方が正しいのかわからないけれど
命の線引きや選択が実際始まっている状況です。

誰も悪くないのに助けたくても助けられない。
状況が悪くても受け入れることができない。
命の選択を自分がしているんじゃないか、という思いがあって今週ずっと気持ちを
どうもっていくか自分の中で戦ってました。

今は目の前にいる患者だけを考え、やるしかないと思うしかないのですが、
職場のスタッフが全員気持ちを整えることができたらいいな、と思います。
患者ももちろんそうですが、この急激な状況を受け入れて
対応するスタッフの心だったり、体のケアも必要なのです。

ワクチンを打ち始めた40代・50代の重症化が多く、既往がなくても重症化します。
既に職場でも呼吸器対応をしていて、転院ができていません。
毎日治療をどうするか、体制をどうするかを考え、過ごした1週間でした。

私が最後に伝えたいのは絶対に感染しないよう、自分を守ってください。
自分を守ることで、周りの人たちが守られます。
コロナは急激に状態が悪くなります。
また、高熱が何日も続き、嘔吐・下痢など消化器症状が出て食事が取れなくなる
傾向が強いです。
根本の感染を封じ込めないと、何の意味もないのです。

最後まで読んでいただいた方、ありがとうございます。
こんな現実が、嘘であってほしいと毎日思います。
1月のひどかった状況をとっくに通り越してしまっていて
どうなっていくのか想像がつかない未知の世界に突入してしまっています。
少しでも感染が収まってくれたら、と思うばかりです。

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